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トゥールーズ
「バラ色の街」という異名をもつ、南西フランスの代表都市
トゥールーズ(Toulouse)は、フランスの南西部のミディ・ピレネー地方の首府で、フランスで5番目の都市。人口は、約97万人。
トゥールーズは、ガロンヌ川から取れるピンク色の粘土で作った、独特な赤レンガの家が並ぶ旧市街が夕日に輝く光景から、「バラ色の街(la ville rose)」とも呼ばれる、ラテンの影響を受けた南西フランスの代表的な観光地。フランスでは通常山を切り開いた石を使用し建築しますが、トゥールーズには資材に適した石がなかったため、テラコッタ・レンガといわれるレンガを積み重ねて建築したことに由来します。また、スミレの生産地としても有名なことから、「スミレの街(Cité des violettes)」ともいわれます。
日本では、1998年に開催されたサッカーのワールドカップで日本が初試合を行った場所として知られるようになりましたが、2つの世界遺産を含め、多くの観光名所があります。その歴史は、ローマ人により築かれた3世紀までさかのぼり、ローマ人によりキリスト教が伝えられ、中世には藍染料などの交易によって繁栄期に入ります。また、近年は、エアバスやコンコルドをはじめとした航空宇宙産業の中心地として世界的にその名が知られています。フランスで最も住みやすい都市の一つとして知られるように、11万人以上の学生を中心に賑わいを見せています。
トゥールーズには、観光名所も多くあり、世界遺産に登録されているサン・セルナン・バジリカ聖堂や、ミディ運河、ヤシの木のような天井が特徴のジャコバン修道院、ルネッサンス期にパステル公益で富を得た商品の豪邸の一つアセザ館、オーギュスタン博物館などが見所です。また、トゥールーズ市民が愛するガロンヌ川のほとりを散策するのも贅沢です。
トゥールーズを含むミディ・ピレネー地方には、奇跡の街ルルド、ブルーチーズの代名詞「ロックフォールチーズ」の産地ロックフォール村、中世の街並みが残るコルドやカオールなどがあります。また、この地方はフォアグラやトリュフの産地としても有名で、羊や豚、鴨などの肉をインゲン豆やそら豆と一緒に土鍋で煮込んだ郷土料理「カスレ」は是非味わってみたい料理です。
「バラ色の街」とよばれる、赤レンガの旧市街が美しいトゥールーズとは・・・
トゥールーズの見どころ
ジャコバン修道院
サン・テチエンヌ大聖堂
*以下の各イメージ画像をクリックすると名所の詳細ページに移行します。
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サンセルナンバジリカ聖堂
バラ色の街「トゥールーズ」ってどんな所?
トゥールーズは、歩いて観光できるほど、観光名所が旧市街に集まっています。せっかくの街の美しさを堪能するには、メトロよりも、ゆっくりと歩きながら観光名所をまわることをお勧めします。トゥールーズにある2つの世界遺産サン・セルナン・バジリカ聖堂とミディ運河はもちろん、街の中心キャピトル広場、トゥールーズ市民に昔から愛されているカガロンヌ川沿いの散策などもおすすめです。中心地は歩いてまわっても一日あれば十分ですので、是非、名所を見逃すことなく巡ってください。
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