​シエナ（シエーナ　Siena）は、イタリア共和国トスカーナ州中部にある、中世に金融業で栄えた有力都市国家。「シエーナ歴史地区」として世界遺産に登録されている、赤レンガが立ち並ぶ旧市街の風景で有名なイタリアの都市です。13世紀から14世紀にかけて最盛期を迎え、トスカーナ地方の覇権をフィレンツェと競い、ルネサンス期には芸術の中心地のひとつとしてその名を広めました。

​

そんな世界遺産の「シエナ」、その始まりは、なんと紀元前700年以上前まで遡ります。狼に育てられた王子「ロムルスとレムス」は、壮絶な戦いのあげく、ロムルスがレムスを殺害する形で幕を閉じます。そして建国されたのが、かの有名な「ローマ」。殺されたレムスの子供であったアスキオとセニオは、叔父にあたるロムスルに父と同様殺されることを恐れ、ローマの象徴とされる印を持ち出して、イタリア中部のトスカーナ地方まで逃亡します。そして、セニオの名前を取って、「セナ」という国が建国され、やがて、「シエナ」と呼ばれるようになるのです。ローマ時代には商業などで発展し、フィレンツェに対抗するほどの都市国家となったのです。

​

イタリアの観光地として人気のフィレンツェからほんの1時間ほどのところに位置してますし、急げば半日でも観光ができますので、是非、世界遺産に登録されるほどの有名なシエナの光景を実感していただきたい!!中でも、世界一美しいを称されるカンポ広場や、シエナの旧市街の街並みを見渡すことができるマンジャの塔などは必見です!

​

また、シエナは「パリオ」という騎馬競技でも世界的に有名で、パリオが行われる年に2日間にシエナを訪れるには、一年前くらいからホテルを予約しないといけないと言われているほど!!チャンスがあれば、シエナの街全体が熱狂するこの行事に合わせてシエナ旅行をするのもお勧めです。

旧市街がまるごと世界遺産!!赤レンガが並ぶ絶景「シエナ」とは・・・

シエナの見どころ

​シエナ大聖堂​

カンポ広場

*以下の各イメージ画像をクリックすると名所の詳細ページに移行します。​​