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​自然をこよなく愛したガウディならではの、息を飲む美しさの森をイメージした内装

Calle Mallorca, 401, 08013 Barcelona, Spain 

 

サグラダ・ファミリア

(Sagrada Familia)

マヨルカ島   Mallorca

スペインで最も観光客が訪れる観光名所「サグラダ・ファミリア」。建設当時は市民からの反対もあった、アントニ・ガウディによる、未だ未完成の他に例をみない創造の最高傑作。

バルセロナ・サグラダ・ファミリア

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サグラダ・ファミリアの地図と周辺スポットへのアクセス

カサ・ミラ

(Casa Mila)

ガウディの代表作の一つで、全く直線の部分がないことが特徴。特に波打つような曲線が印象的な外観

グエル公園

(Palau Guell)

エウゼビ・グエル伯爵とアントニ・ガウディの夢が作り上げた、1900年から1914年の間に作られた分譲住宅。現在は公園として市民に親しまれています

カタルーニャ美術館

(Museo Nacional de Arte de Cataluna)

中世から20世紀までのロマネスク美術、ゴシック美術、近代美術などのカタルーニャ美術を中心としたコレクションが集められた美術館

ピサ Pisa 

概要

サグラダ・ファミリア」は、世界的に有名なカタロニアの建築家アントニ・ガウディにより建設が始まった、バルセロナのバシリカで、現在、スペインの観光名所の中で、マドリッドのプラド美術館やアルハンブラ宮殿などの有名な観光名所を抜いて、最も観光客が訪れている、スペイン旅行にははずせない必見の観光名所です。

カタロニア・モダニズムの最も良く知られた作品例であるこのサグラダ・ファミリアは、外観から世界中に存在する教会とは全くことなり、おとぎ話にでてくるようなユニークなオブジェ装飾が施されています。天に向かって細く長く伸びた尖塔は18本あり、これらの塔のうちの12本が12使徒、4本が福音記者、1本が聖母マリア、1本がイエス・キリストを象徴するものをして設計されました。現在はそのうち8本がほぼ完成しています。ガウディが亡くなる前に目にすることができたのは、そのうち、最初に1本だけだったそうです。

このサグラダ・ファミリアは、民間カトリック団体の「サン・ホセ協会」が、個人の寄付のみに依って建設される贖罪教会として計画し、1882年3月19日に建設が開始されました。設計は、建築家のフランシスコ・ビリャールが無償で担当することとなりましたが、意見の対立から翌年に辞退し、2代目建築家として任命されたのが、アントニ・ガウディ。当時、ガウディは無名だったそうです。当時31歳だった1883年から、路面電車に轢かれて亡くなった1926年まで、棲家をサグラダ・ファミリア内に移してまで、その設計と建築に取り組んだほどの、ガウディの生涯をかけた作品なのです。

サグラダ・ファミリアは、かつて完成までにはあと数百年はかかると言われていましたが、現在は、入場料などの収入に支えられ、ガウディ没後100周年となる2026年の完成を目指して、完成に向けた建設が進められています。2005年には、生誕のファザード部分がアントニ・ガウディの作品群としてユネスコの世界遺産として登録され、2010年には祭壇を含む主要部分が完成し、11月7日に当時のローマ法王ヴェネディクト16世を招いてミサが行われ、聖堂に聖水を祖祖いて聖別し、サグラダ・ファミリアはバシリカとなりました。このミサには、司教たちを含む6500人と800人もの聖歌隊が参加した盛大なミサとなりました。

すべての資金を寄付や入場料などに頼っているこの聖堂が、時代を超えて多くの建築家や職人たちにより完成を目指して造り続けられるのは、建築家ガウディの意思が支持されているということの表れでしょう。

■カサ・バトリョ (Casa Batllo) 1.8km 徒歩20分 (行き方の地図

■カサ・ミラ (Casa Mila) 1.4m 徒歩17分 

■グエル公園 (Palau Guell) 3.6km バス・地下鉄20分 

■カタルーニャ美術館(Museo Nacional de Arcte de Cataluna)5.4km 

                               バス・地下鉄40分 

​■モンジュイックの丘 (S) 550m バス・地下鉄7分

 

■ランブラス通り (La Rambla)​​​​​​​​​​ 3.4km バス・地下鉄22分

■バルセロネータ (La Barceloneta)​​​​​​​​​​ 3.5km バス・地下鉄24分

サグラダ・ファミリアに関するインフォメーション

所要時間

約2時間 *内部見学を含めた場合

開館時間

バシリカ

10月~3月:朝9:00~18:00

4月~9月:9:00~20:00

*12月25日・26日、1月1日・6日は、9:00~14:00です。

*入場チケットは、閉館15分前までの販売となります。

オーディオつきのバシリカ入場の場合

9:00~閉館30分前まで。

オーディオレンタル可能な言語:カターニャ語、スペイン語、英語、フランス語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、中国語

インフォメーションセンター

10月~3月:9:00~18:00

4月~9月:9:00~20:00

*12月25日・26日、1月1日・6日は、9:00~14:00です。

オフィス

月曜~木曜:9:00~13:00、15:00~18:00

金曜:9:00~15:00

お土産屋

2つのお土産屋がありますが、どちらも、バシリカの閉館15分前に閉まります。

入場に関して

バシリカへの入場

大人:13.50ユーロ   *オーディオつきの入場料は、15ユーロ

学生・18歳以下:11.50ユーロ

*10歳以下の小人は無料

バシリカ+ダウディ博物館への入場料

17ユーロ   *オーディオガイド付きの入場料は、21.50ユーロ

尖塔への入場料

4.50ユーロ

*安全上の理由より、6歳以下のお子様及び車椅子をご利用のお客様の入場は禁止されています。14歳以下のお子様は、大人同伴の場合のみ入場が許可されています。

*天候によっては、事前連絡なしに、尖塔へのアクセスが禁止されることがあります。

​*上記の情報は2013年5月現在のものです。現地にて予期なく変更される場合がありますので、ご注意ください。

カサ・バトリョ

(Casa Batllo)

美しい複数の色で飾られたタイルやステンドグラス、建物の曲線を描いた枠など、世界で類のないガウディの傑作の一つ

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ローマ Rome

バルセロナ Barcelona

アントニ・ガウディは、教会特有の厳格な雰囲気を和らげるために、聖堂部分を森を連想されるようなデザインにしました。これは、幼少の頃から自然を愛していたガウディならではのアイデアです。丸い天井を設計上うまく支えることができるように、柱は枝分かれした設計とし、これが、木々のような印象を与えています。そのため、聖堂内はまるで白い杉が聳え立つ森のようです。また、殉教のシンボルであるシュロの葉のモチーフで飾られています

特に、外からの自然光が差し込んだときのその幻想的な空間は必見です。また、ステンドグラスから差し込む色とりどりの光も圧巻です。光の強さにより、様々な表情を見せる聖堂空間は必見です。

*サグラダ・ファミリアへの入場には、いつも長蛇の列ができ、逆聖堂の反対側まで列ができることも日常茶飯事ですので、開館直後を狙って入場することをお勧めします。

おとぎ話に迷い込んだかのような、想像力豊かなオブジェ装飾

サグラダファミリアには、生誕の門と、入り口側の受難の門という2つの門があり、それぞれに約100メートルの4本の塔があります。生誕の門に隣接する2本と、受難の門の1つの塔にエレベーターで上ることができ、そこからは、さらにガウディの創造力と独創性に圧倒されるようなオブジェを間近に見ることができます。

例えば、以下の画像のような、イチゴやサボテンのようなオブジェ。その鮮やかで創造力に満ちたデザインのオブジェや、生誕の門の上部に腰を下ろすように座っているキリストの像(右下の画像)も間近で手に取るように見ることができます。

記録によると、ガウディは、生誕の門の4つの塔の頂上に着いたオブジェをみながら、「バルセロナの港にたどり着く船乗りが、一番に目にするだろう」と語っていたそうです。ガウディは、教会としてのサグラダ・ファミリアにとどまらず、バルセロナの象徴としての建築物の完成に生涯を捧げ、完成を見届けることなくこの世を去ったのです。その彼の芸術が世界中に支持される証拠として、サグラダ・ファミリア完成へ向けて、今もなお、彼が着手した教会の完成に向けた作業が続けられているのです。

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