マンチェスター​

産業革命の中心となった街、

　　　　　　　　そして世界に誇るサッカーの聖地​

​​​マンチェスター (Manchester) は、イギリス(イングランド)の北西部、グレーター・マンチェスターに位置する都市で、イギリス北部の中心都市。人口は約50万人。マンチェスターという名前は、古代ローマの領土だった頃のラテン語「マヌシアム(Mamuciam)」からきていると言われています。

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マンチェスターといえば、まず思い浮かぶのが、サッカーの名門「マンチェスター・ユナイテッド」。現在は、日本の香川真司選手がユナイテッドでプレーしていることもあり、日本でもすっかり有名になりました。また、サッカーでいえば、ユナイテッドと同じイギリス・プレミアリーグの2012年チャンピョンのマンチェスター・シティも有名です。マンチェスター＝サッカーのイメージが強いマンチェスターですが、歴史的には、産業革命の際に中心的役割を果たした都市でもあります。現在では、「ナショナル・フットボール・スタジアム」という、FIFAなどの約14万点ものサッカー関連のコレクションをあつめた博物館(無料)も登場し、さすがサッカーの街ならではの見所があります。

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そのマンチェスター、起源は1世紀の古代ローマ帝国の前哨地までさかのぼり、10世紀には中世都市が築かれ、12世紀に入ると羊毛工業が盛んになりました。14世紀にはオランダからの移民によって毛織物工業が発展し、17世紀には綿織物工業がおこり、1785年に紡績機に蒸気機関が導入されたことによって、世界で初めての産業革命が起こると劇的な成長をとげたのです。

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1830年には、ビートルズの出身地で有名なリヴァプールとの間に鉄道が開通し、マンチェスターで生産された綿織物がリヴァプール経由で世界中に輸出され、1894年にはマンチェスター運河の完成によってマージー川河畔にあるイーストハムともむすばれ、外洋航行船が出入りできるようになりました。イギリスは、現在、19世紀の産業革命期の運河や製粉所などを世界遺産へ登録してもらうように申請しています。

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マンチェスターは、それほど観光地がないものの、日本でも有名なバンドオアシスやストーンロージスなどをはじめとした音楽などの文化が充実した街として有名です。