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バチカンとローマの街並みの絶景を見渡すことができるサンタンジェロ城の屋上
Lungotevere Castello, 50, 00186 Rome, Italy
サンタンジェロ城
(Castel Sant' Angelo)
マヨルカ島 Mallorca
サン・ピエトロ大聖堂と秘密の通路で結ばれた、バチカン市国とローマの街並みの絶景ポイント
サンタンジェロ城の必見スポット
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サンタンジェロ城の地図と周辺スポットへのアクセス
カサ・ミラ
(Casa Mila)
ガウディの代表作の一つで、全く直線の部分がないことが特徴。特に波打つような曲線が印象的な外観。
グエル公園
(Palau Guell)
エウゼビ・グエル伯爵とアントニ・ガウディの夢が作り上げた、1900年から1914年の間に作られた分譲住宅。現在は公園として市民に親しまれています。
カタルーニャ美術館
(Museo Nacional de Arte de Cataluna)
中世から20世紀までのロマネスク美術、ゴシック美術、近代美術などのカタルーニャ美術を中心としたコレクションが集められた美術館。
ピサ Pisa
概要
「サンタンジェロ城」は、135年にローマ皇帝の五賢帝のひとりであるハドリアヌス帝が自らの霊廟として建設した、テレヴィ川右岸にある城塞。完成したのは、4年後の139年で、アントニヌス・ピウスの治世。円形の建物に、ハドリアヌス帝が戦車を引く像が象徴的な城。
「大天使」という意味のサンタンジェロという名前は、509年にローマでペストが大流行した際、教皇グレゴリウス1世の前に、剣で悪疫を払いのける大天使ミカエルが現れ、ペストが消え平穏が訪れたという伝説に由来するもので、16世紀に入ってラファエロ・ダ・モンテルーポが大理石を使用し制作した天使の像をサンタンジェロ城の頂上に設置したのです。現在は、1753年に設置されたPierre van Verschaffeltによる青銅製の像が置かれていて、本物は城内に保存されています。1933年以降、サンタンジェロ城は国立博物館として一般公開されています。
完成後しばらくすると軍事施設として使用されるようになり、403年にはアウレリアヌスの城壁の一部となりました。また、14世紀以降は、ローマ教皇の命で要塞となり、牢獄や避難所としても使われるようになりました。16世紀には、ピウス4世により、サンタンジェロ城の周りに多角形の城壁が巡らされました。
サンタンジェロ城の正面には「サンタンジェロ橋」(ponte Sant' Angelo)がありますが、これはハドリアヌス帝時代に架けられました。その橋に置かれた10体の天使像は、1667年に教皇となったクレメンス9世が、サンタンジェロ城に続く参道として神の世界へ導くように巡礼者を迎い入れようと、バロック芸術を代表する芸術家で、彼の旧友でもあったジャン・ロレンツォ・ベルニーニに頼んだもので、そのうち2体「とげの花冠を持つ天使」と「カルティーリョを持つ天使」で、残りの8体はベルニーニの弟子に彫らせたものです。ベルニーニが彫った2体の彫刻は、法王があまりの完成度に感動し、雨風にさらしてはもったいないとして、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に移したのです。現在サンタンジェロ橋に置かれているのはレプリカで、本物はサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会で見ることができます。
また、サンタンジェロ橋とバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂は、徒歩で10分ほどの近距離に位置していますが、秘密の通路で繋がっているといわれています。
■フォロ・ロマーノ (Foro Romano) 0.5km 徒歩5分
■パルテオン (Pantheon) 1.8m 徒歩20分
■トレヴィの泉 (Fontana di Trevi) 1.6km 徒歩18分
■トレヴィの泉 (Fontana di Trevi) 2.4km 徒歩28分
■ナヴォーナ広場 (Piazza Navona) 2.7km バス・地下鉄30分
■サンタンジェロ城 (Castle Sant' Angelo) 3.4km バス30分
■サン・ピエトロ広場 (Piazza San Pietro) 3.1km バス25分
サンタンジェロ城に関するインフォメーション
所要時間
外観のみ:約20~30分
博物館に入る場合:1~2時間
営業時間
火曜日~日曜日 9:00~19:30 (月曜日、1月1日、12月25日は休館日)
カサ・バトリョ
(Casa Batllo)
美しい複数の色で飾られたタイルやステンドグラス、建物の曲線を描いた枠など、世界で類のないガウディの傑作の一つ。
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サンタンジェロ城の屋上は、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂のドームやローマの街並みを見渡すことができる絶景ポイントで、観光名所の多いローマでサンタンジェロ城への訪問をお薦めする理由でもあります。また、サンタンジェロ橋からバチカンに繋がる一直線の通路は、13世紀にニコラウス3世が造らせたもので、有事の際は、歴代教皇がこの通路を通ってサンタンジェロ城に逃げ込んでいたといわれています。
サンタンジェロ城の頂上の大天使像やサンタンジェロ橋のベルニーニ作の天使像
サンタンジェロ城の名称の由来となった、城の頂上に置かれた大天使ミカエルの像のオリジナルは、現在、城内に置かれていますが、現在頂上に置かれている青銅像も、1753年に作られ、250年以上も前に作られたものです。それは、まるで今もローマやバチカンを見守っているようです。
また、サンタンジェロ城前のサンタンジェロ橋に置かれた10体の天使像のうち2体は、ベルニーニによる作品。上記の通り、あまりの美しさに、雨風にさらすのはもったいないと、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に移されたほどの評価を得た像です。